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圧倒的、ブランド

私は、とあるドメスティックブランドが大好きだ。でも、残念ながらまだ袖を通したことはない。
30代も半ばを過ぎ、ファッションに俄然興味が湧き始めて以来(時期に早いも遅いもないわよね。と守る)、圧倒的に私の中のナンバーワン。トップをひた走るだけのこと、ある。

だって、デザイナーのインタビューがもう最高。あれだけの地位を確立しておきながら、「結局服なんてデザイン性とかどうだっていい」そう言い切ってしまう感じが、何ともイケててたまらない。もちろん、色々なことを知りつくし、再現しているからこそ似合う言葉なのだけれど、でも、そこまで揺るぎの無い「執着感のなさ」ってそうそう醸し出せるものではない、そう思う。

どうせ今の今まで袖を通さなかったのなら、もう少し、「着ない」という形を通して、ブランドの世界観を少し遠くで眺めていたい気もする。いつの日までも、ふと袖を通すことを許してくれる、そんな懐の深さを感じるし。

ファッションって楽しいな。詳しいことは何一つ分からない私だってこんなにも楽しく、心浮き立つ世界。ファッション好きの人たちの熱烈な思いを、私はようやく理解し始めた気がする。ほんの数年前の私は、こうした文章を書くことさえ、想像だにしていなかった。だって、何だかきらびやか過ぎる程に眩しく、目がくらんで立っていることが困難な世界に見えたから。

でも、今の私はもうこの世界に魅了され始めていて、これからの我が人生の中、最高のスパイスになってくれるに違いない。
ファッション、最高。